フォーラム

2002.10.11現在

石川好氏のご講演の概要

テーマ:「 動かせ福井 動かせ日本 」

今こそ政治の出番−福井・日本を動かす為に−

 動かぬ日本。多分福井県も動かないんでしょう。そういうものがどうやったら動いていくんだということですが、いったい日本という国が何故これほど動かないのか。動脈硬化をおこして、最終的に物事を動かしていくには政治というものの力を使うしかないわけですが、政治とは一体何かということに関するある種国民的な共通項、教養、あるいは素養が日本ではないがしろにされているということが大きな理由だと思っています。戦後の日本のように経済というもので動かしている時代、それが動かない時に何で動かすかというと、そこに政治の出番があるんです。今こそ政治の出番です。ところが政治というものの使い方を知らない。だから動かすことが出来ない。


ささき竜三の挨拶
政治とは企業と同じ

 そもそも政治とは企業と同じです。五十兆円という売上(税金)が作れている。この五十兆円というお金を使う権限を持った人、つまりこの会社の代表というものが皆さん方が選ぶ政治家です。それの親分が内閣総理大臣というわけです。代議士とは何か。市会議員とは何か。最終的にはその売上金を使う権限を委託されているということ、任せられているということであって、それ以上でもそれ以下でもないんです。我々は日本国民である限り、いくつの被選挙権を持っているのか。福井市の市民であれば、福井市の市議会議員の被選挙権、県会議員、福井衆議院選挙区、比例区、参議院の福井区、それから市長。7つぐらいある。7つの領域で日本国という会社の経営者の一員になれる。日本だけでなく、世界、国家というものにおいて最大の職場は何かというと政治、地方も含めた政治の領域です。そこの所をまず基礎教養として持って初めて、国民であり、市民であって、そこを理解した所からしか政治の議論というのはおこる筈はないんです。そして、我々はその領域に誰でも参加するようになっている。それを全く使わないんですから政治が動くわけがない。ぶうぶう言うわけですよ。政治を変えましょうって。仕組みはもう出来ているんです。ただ勉強していないだけ。しないで文句ばっかり言っているのが日本国民であります。


講演会場の様子
それには2つ理由としてあると思います。戦後特に経済がいいですからそんなことやる必要がない。放って置いても税収は入ってきますし、物はあふれてくるから何も政治がどうのこうの言う必要がないだけです。もう一つはそういうふうな時に一番大事な基本的な、政治って一体何なんだ、我々とどういう関係があるんだということの基礎的な教育、訓練ということを我々がほとんど放棄したということが大きいと思います。知っているのは国民の中では1%。日本国の約1%の人がその予算体系というものの中に接続している。他の人は知らない。中小企業はみんなビックリするんです。あんな大企業に年間何億円と十数億円規模の補助金、研究費が出て、俺達のような中小企業には一円も貰えないといいたくなると思います。大手の企業には何らかの形で皆さん国民が払う税金というものが、そういう研究費やなんかで貰えるような仕組みになっている。いってみれば会社の経営、売上は50兆や60兆、何十兆円ってあるけれども、それを使える人というのは日本国民の中の5%や10%です。残る人は何故怒らないのかという事が問題なんです。それは知らないから怒れない。しかもそういうことを知ろうという努力を日本国民はしてこなかった。そのつけが全部来ている。だから知ろうとした奴だけが儲けて、利益を上げている。その構造によって日本の社会が二極化してしまった。国家という機能、行政というものの使い方を学習していないんです。日本国民が。凄い機械があっても、その機械の使い方を知らなければ何の意味もないです。要求もしない、使い方を知らない人が、ひたすら税金を納めていて、こういういびつな国ができてしまった。

都市部と地方に格差が出た理由

世界のどこに地方と国にこれほどの格差が出た国がありますか。一度成功した近代国家の中で。これ程まで都市部と地方に格差があっという間に出た国は、世界中捜しても日本しかないです。何故か。それは国民がこの国家というものの使い方をないがしろにしたからです。使い方を知っている人だけが使ったから、非常に偏った、一方的なものしか出来なかったんです。これだけの予算の規模のある国家、世界で2番目にでかい経済力、大きい税収を上げられる国。1400兆円という資産を持っている。その国が何でこんなにへたり込むんですか。これおかしいでしょ。その1400兆円というお金が、仮に1%動いたら14兆円です。1400兆円の資産が1%消費に回っただけで14兆円のお金が動くんですよ。何で動かないんだ。そのお金は。嫌になっちゃったからです。要するにみんな日本が嫌になっちゃったからなんです。

税収も世界で2番目に大きい。経済の力も2番目に大きい。その日本が何で動かないの。つまり、それは何かといったら、単純です。使い方を知らない人ばっかり集まっているんです。国家というもの、会社というものの。地方の政治も含めて。主権者である市民が、国民が、県民がその使い方を覚えようともしない。覚えた人だけがそれを使える。それを利権というふうな言葉でいっているわけです。だから利権構造を変えるということは何かといったら、違う使い方をする層が出なければいけないという意味であって、じゃあその使い方を変える層は誰かといったら、まさに国民であるはずです。まずそのことに国民運動を起こさなければいけないということです。私は「選挙に行こう勢」なんてやったのは、とにかく立ちなさいと。とにかく立たなければいかん、物事は。とにかく立つしかない。国民が勃起状態にあるかどうかということなんです。


交流会の様子
(石川氏・ささき竜三)

交流会の様子(たくさんの方に来場いただきました)
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