ガソリン価格にも表れてますが、石油が値上がりしています。原因のひとつは中国の石油消費です。去年から日本の消費量を超え、輸入依存も30パーセントを上回っています。急増する石油消費という問題からか、中国が日本南西端近く、日中の中間線ぎりぎり5kmのところで、5月27日、海底油田の採掘をはじめました。
これまで、日本領海内でも勝手な調査船活動をつづけ、いまに試掘そして油田建設までおこないかねない、と言われてました。ついにそれが現実になりつつあるわけです。
油田の埋蔵量は日本側に多く、ぎりぎりの境界線で中国が採掘すれば、結果日本側の原油を採っていくことになります。日本政府は現在も、日本の石油企業による日本領海内の採掘を許可せず、まともな調査さえしていない。国の財産を奪われてもなすがままで、権利を主張さえしない。かつての瀋陽、日本領事館事件での事なかれ主義を思い出します。三月には、尖閣諸島魚釣島への中国人による不法上陸もありました。中国が尖閣諸島の領有権を急に主張しだしたのは、国連の調査で尖閣近海に大量の油田があると知って後1971年から。一方、日本の南方、小笠原諸島、沖の鳥島あたりでも、中国の不法調査船は頻繁に活動。ここ西太平洋では、資源だけでなく軍事が目的ですでに潜水艦もたびたび航行しています。
ちかいうちに、ミサイル搭載の原子力潜水艦を航行させるのが狙いだといわれて、そのためか、沖ノ鳥島を、島ではなく岩だ、といいだして、日本の領域をせばめようとしています。スプラトリー諸島では、ベトナム、フィリピンなどが同じように中国ともめてますが、それらの国の対応と比べても、日本のなされるがままは異常としかいえません。このままだと、十年後、日中関係はどんな状態になっているだろうか。