美浜原発の場合と同じような配管損耗が過去にもかなりの数あったようです。さらに似たような点検漏れが、福井県下の他の原発で最低11か所あることも、昨日、今日とニュースになっています。
現場の死傷した下請作業員の方がたは、危険性についてあまり情報がなかった可能性が高く、本当に無念だと思います。
それにしても点検されるべき箇所が点検されずに、28年間そのまま放置されてきたとは。点検漏れを下請事業者が見つけ、報告したが、対応もなされなかったようで、やはり危機管理能力に相当問題ありです。
今回の事故は放射能とは関係しない範囲でおこったのだから、一般の発電所の労災事故とおなじように考えるべき、という意見もあるようです。
しかし原子力発電所は、地震をはじめとする天災に対しても、テロなどの犯罪や人災にも、最高の危機管理能力が課されています。万が一の事故が起こったときの被害が、一般の発電所とは比べものにならないからです。
残念なことに、この10年間の原子力発電所での事故、トラブルをふりかえっても、今回の 美浜原発配管事故でも、その危機管理能力は、最高レベルとは程遠いもののようです。
官庁の安全審査や指導があまりに形式的すぎて、結果、安全規準も形骸化しているという噂もあります。
第三者機関による安全チェックを、とよくいわれます。
下請業者による安全チェックでは足りないし、本来危機管理に向かない役所機関によるチェックも心もとない。
危機管理専門の民間企業に、国会か官邸が安全チェックを委任したらどうだろうか。