選手も日本に帰ってきて、いろんなエピソードが伝えられています。
私は男子陸上短距離、女子マラソン、柔道男女など釘付け状態で見ました。選手の練習、精神的訓練、イメージトレーニングもすごいですが、コーチ、親、をはじめとする指導者、協力者の迫力にも脱帽です。
不安や恐怖は練習不足からくる。世界で自分が一番練習したという実感が、自信になる。何人かの選手が、こんなコメントをしていました。やりつづける本人の意志と、ささえきる周囲の人たち。すさまじい毎日の積み重ねの結晶。
一方でドーピング違反者が最多でした。感動に水をさすようなそんな話聞きたくない、という方が多いと思いますが、話してしまいます。現在も筋力と体力をつくるヒト成長ホルモンのドーピングは、検出方法が難しい。
今さらに新しいドーピングが可能になりそうとのこと。筋ジストロフィー症で失われた筋肉を回復する遺伝子治療について、コーチや選手から問い合わせが多数で、これについての違反検出は、全く不可能らしいです。ようやく、検出対策のための研究チームも結成されたとのことです。
ただ、専門家のなかには、世界トップの選手になるかどうかは、やる気、トレーニング、食事などいろんな行動が必要で、遺伝子で決定されるわけではない、という人もいます。確かに、今回金メダルをとった人の中にも、高校卒業するまで、選手としてそれほど目だたなかったという方が何人かいます。若干不器用でも、やりつづける意志がすごくて、勝利する人も少なくありません。
天性の素質を持って、天才的な技を見せる選手もほれぼれする。しかしそうでもない選手が、強い意志と努力で栄光をつかむのは、さらに大きな感銘を受けるものです。
それにしても、コーチや親の、選手への指導はすばらしい。わたしたちも、自分の子供の教育について、そのマン・ツー・マンぶりを見習うべきですね。