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犯罪被害者基本法が十二月に成立しました。

よく、加害者の人権ばかり守られて、被害者の人権はほったらかし、と言われます。勿論、加害者の人権は大事。圧倒的な権力の前に、一人の加害者が全く無力なことは、少なくないからです。

さらに、取り調べ中の被疑者には、いろんな誘導、ごり押しもされることが多く、その権利はもっと守られるべきです。

しかし、それらにもまして、深刻なのは、凶悪犯罪の被害者の権利でしょう。

数年前まで、被害者の家族も一般の傍聴者と同様、くじ引きで当たらなければ、裁判を傍聴できなかった。公判で意見をのべる機会もありませんでした。

今回、凶悪犯罪加害者への厳罰化と同時に、被害者が被告人に質問する、証拠調べの請求をするなど、裁判参加を促すための検討がはじまります。

それにしても、なぜこんなに被害者の権利がないがしろにされてきたのですかね。よく、凶悪犯罪がおきると、社会が悪いからだ、という人もいます。97年の神戸の少年による小学生惨殺事件のときも、社会が悪いからだ、管理教育が悪いからだ、という人がたくさんいました。

しかし、最近の凶悪犯罪は増長型犯罪が多くなっています。罰が軽すぎて、罪が増えている。精神鑑定も、責任能力なし、だから無罪、と安易に鑑定されすぎているのではないか。そして、病院からわずかの期間で出てきて、また、同じような犯罪を犯すこともしばしばある。


社会が悪い、云々しているばかりで、目の前の、凶悪犯罪再発を防ぐ対策がおろそかになっていたのだと思います。

速いスピードで、被害者保護の具対策をとるべきですね。

(文責:ささき竜三事務所)